Gitzoの三脚の開脚ネジの取り外し方

ある日突然緩むことがある

Gitzoの三脚を使っていると、ある日突然開脚が緩んでしまうことがあります。

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そんな時はこの星型のネジを両側からレンチで締めることにより、調整することができます。このレンチはGitzo三脚を購入すると付属しているのですが、精度が悪く普段のお手入れには、あまりお勧めできません。

トルクスネジを脱着するなら、PB SWISS TOOLSというメーカーのT25 というサイズの「ヘックスローブレンチ」(またはトルクスレンチ)がもっともお勧めです。

しかし外出中に突然緩んでしまった場合、品揃えの悪い工具屋や、ホームセンターでは手に入らない可能性が高いです。そのためネジ自体を汎用性の高いものに交換してしまうという手もあります。

もちろん改造行為ですので実践される方はくれぐれも自己責任でお願いします!

使われているネジはM6ネジ、頭の直径が13mmくらい、長さが約13mmくらい(頭部含まず)であれば問題なさそうです。

ネジの詳細などは以下URLリンク先をお読みください。

Gitzoの開脚調整ネジを色々追求したらこうなりました

ネジが外れない場合がある

さてやっと今回の本題です。実はこのネジを交換するという作業の中で、ネジが外れない場合があるのです。

まずは両側からレンチを反時計回りに回します。これで片方のネジは確実に外せると思います。

しかし片方がしっかり締まっているとシャフトから外せなくなってしまいます。手で握ってどうこうできるレベルの固さではありません。

ここでアゴが樹脂で作られているソフトタッチを使ってみます。固く締まってなければこれで外せると思います。しかししっかり締まっていると全く歯が立ちません。

傷が付くのを覚悟してプライヤーで思いっきり掴んで試してみました。すると見事に傷が付きました。…が残念ながらシャフトは空転するばかり。傷ついただけでした。絶対に真似しないようにしてください。

(バイスプライヤー)ロッキングプライヤーを使う

こんなニッチなネタであんまり引っ張るのもどうかと思いますので、先に答えを書きました。まずは液晶を拭くクロスなどを厚手の布を何度も折りたたんでシャフトを包みます。

布の上からバイスプライヤーでがっちり挟みます。

レンチでネジを緩めれば完了です。

この方法ですと、ほとんど無傷で確実にネジを外すことが可能です。Gitzoの開脚ネジの取り外しで困ったら、ぜひ試してみてください。


以下、動画です。

 

Gitzoの三脚の開脚ネジの取り外し方

私が使っているロッキングプライヤーのリンクを貼っておきます。品質が良く安価ですのでお勧めです。

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. philotripus より:

    ハクさん、お久しぶりです。いつもながら上手なライティングのお写真を真似させてもらっています。いい仕事ですね。さてジッツォ三脚の根元のネジには私も手こずってきましたので、今回の記事も興味深く拝見しました。しかしお持ちの2型サファリ?では使えるロッキングプライヤーでも、システマティックにはラジオペンチしか使えないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。システマティックの場合、チューブ状のスペ-サーをはさんでワッシャーが一枚入って、脚の根元が来て、さらにワッシャーが入り、トルクスネジで締めてあります。私が改造したときにスペーサー両端に余計なワッシャーを入れたのでなければ、ハクさんのサファリ?は、スペーサー両端にワッシャーが最初から入ってないタイプなのではないでしょうか。初期状態の記録がないのでシステマティックが最初どうだったか分かりません。古いフランス製のジッツォのクレマイエール2も中に一枚ずつ銅のワッシャーをかませてありました。ハクさんならシステマティックもお持ちですので、ちょっと比較していただけないでしょうか。そのため私のシステマティックは、片方のトルクスネジが外れてもハクさんの動画と写真のようには抜けません。スペーサーを固定して残りのネジを回すにはknipexのラジオペンチしか先端が入らなかったので、布を巻く余地もなく、またズルズルすべりますのでスペーサーは3本とももう傷だらけで、何とか外れました。気づいたらスペーサーの傷から錆が出てきました。スチールにメッキみたいです。もしステンレスでネジがかじってしまうと人力では外せなくなるから、柔らかい材質にしているのでしょうか。私のラジオペンチは主にホッチキスの針を外すために使う14センチの短いものなので20センチのラジオペンチでないと十分力が入りません。ジッツォからスペーサーとトルクスネジ一式を取り寄せていますので、傷だらけのスペーサーはいつか交換するつもりです。よろしくお願いします。

    • haku haku より:

      philotripusさん、お久しぶりです。
      このチューブ状のスペーサーは現行システマティックのものです。
      先日、このスペーサーで外せないという問い合わせがあったので、その方に向けて書いた記事なんです。
      古いモデルに関しては、またきちんとサファリを見てから改めて回答させて頂きますね。

  2. philotripus より:

    ハクさん、ありがとうございます。実は私のも現行システマティックGT3533LSなのです。スペアのスペーサーを確かめましたが、内側の銅のワッシャーは内径がちょうどスペーサーの外径になっていました。つまり、スペーサーがスッポリ抜ける設計なのですが、やはり何回やっても抜けないです。ということは、銅のワッシャーがちょっとずれてしまうとスペーサー引っかかり抜けない感じです。こうなるとラジオペンチでスペーサーをはさんで無理矢理ネジを外すしかないみたいです。こういう事態は私だけなんでしょうね。トホホです。

    • haku haku より:

      philotripusさん、なるほどそういう症状なんですね。何となく見えてきました。それは3本とも同じ症状なんでしょうか?ネジを抜いて少し揺らしてみても抜けませんか?私のシステマティックもなかなか抜けない時がたまにありますが、少し揺らすと抜けます。そういう次元ではない感じですか?

  3. philotripus より:

    ハクさん、ありがとうございます。結論から。スッポリ抜けました。しかし三本とも難儀しました。おっしゃるように片方のネジを外して揺らしましたがとてもとても、駄目でした。そこで片方のチタンネジをゆるくはめて木槌で叩いたところ何とか動きましたので、スッポリとはいきませんでしたが、外れました。そこからスペーサーを水道工事用のプライヤーではさんで、六角レンチが折れる手前まで回して何とかチタンネジを外しました。とりあえずありがとうございます。スペーサーぐちゃぐちゃですが、さらに銅のワッシャーを6枚追加しましたので堅さは自分好みのベストになりました。自分好みのジッツォシステマティック3型3段ロング、一生もんです。そういえばしばらく前にマンフロットの社員さんにチラッと見せたときに、「あれっ、ネジ替えられましたか」と尋ねられましたね。

    • haku haku より:

      philotripusさん、まずは何とか外せたみたいで一安心です。やはり改造にはリスクがつきまといますね。こういうニッチな情報を発信していきたいと思う一方で、安易に書いて良いものかと、常に葛藤があります。この答えは出ないのかもしれませんが、十分過ぎるほど注意喚起はしておくようにします。ありがとうございました。
      マンフロットのスタッフさんはきちんと見るとこ見てますね。

  4. philotripus より:

    ハクさん、お世話になります。ご自身の実体験に依拠しているのであれば、どんどん発信されればよいのではないですか。実際に私は助かっています。さて木槌で叩けばASMスペーサーが外せることがわかり、急遽お勧めのロッキングプライヤーを買いました。ちなみに私の場合、純正ステンレスのワッシャーの代わりに銅のワッシャーを噛ませるとなんとなく開脚がマイルドになり、緩みにくくなりました(プラシーボ効果?)。ジッツォの純正がステンレスワッシャーにしている理由は耐久性などの理由でしょうか?ステンレスは堅いので開脚が堅いように感じます。それを無視していろいろ改造するのが面白いですね。いずれにしても人生楽しんでこそ意味があります!

    • haku haku より:

      philotripusさん、ありがとうございます。材質が変われば当然性質が変わりますので、開脚の具合が変わったとしても何らおかしくありません。おそらくphilotripusさんの努力の結果が実ったのだと思います。純正がステンレスの理由は錆びにくさと耐久性を考慮してのことだと思います。柔らかい素材ですと擦れによって徐々に座金の面も滑らかになりそうですね。色々と考えて検証して失敗・成功する工程も含めて、改造って面白いですね!