Gitzo Légende GK1545T-RTIにはショートポールが付属していますが、残念ながらエンドフックがついていません。それだけであれば、まぁ仕方がないかと思えるのですが、センターポールの固定を緩めるとすっぽ抜けます。これが一番のストレスで、センターポールの逆付けなんて恐ろしくて出来ません。
すっぽ抜けなくてエンドフックが付けられる。そんなショートポールは無いものか?過去の1型のショートポール流用しようかとも考えましたが、デザイン的にダサくなりそう…。そして結構お高いのです。
どうせ高いなら自作することにしましょう。
上側がUNC3/8″、下側がUFC1/2″のネジ穴を空けた直径26mm長さ65mmのアルミ棒を作ってもらいました。これだけで結構お金が掛かりました。失敗したら涙が止まりませんねこれは。
センターポールの空転防止の突起がおさまる溝をドリルで掘り、リューターで仕上げます。
これは結構上手くいきました。
あとはネジを入れたら完成!と浮かれていましたが考えが甘かったようです。
センターポールが収納される内部構造が上も下もRがついていて、自作したショートポールの角が干渉してしまい固定できません。ぐう…
仕方がないので内部形状に合わせて地道に少しずつヤスリで角を落としていきました。最終的にはペーパーで綺麗に仕上げて、バーチウッドのアルミブラックでブルーイング(黒染め)しました。
いよいよ完成です。
…しかしGitzoの純正エンドフックのネジが短い上に、空転防止の突起が2mmくらい飛び出しているせいで2山くらいしかネジが入りません。
アルミが弱いので着脱を繰り返したり、重いカメラバッグを吊るすうちに、ねじ山が舐めてしまいそうです。。
仕方がないのでネジ穴を金属用パテで埋めてしまって、3/8″止めネジを固定しました。
残念ながら見た目はお世辞にも綺麗とは言えません…。
純正のセンターポール&エンドフックと比較すると重さは11g増ですが、個人的にはまったく問題なしです。
エンドフック部分を下から見たところ。純正か?ってくらい完璧なサイズ感だと思います。
ReallyRightStuffのエンドフックを使用しました。こちらはReally Right Stuffのwebサイトで単品購入が可能です。
https://www.reallyrightstuff.com/ta-3-hk
ご覧の通り、上側も雲台に隠れてしまうので特に仕上げの悪さは気にしなくても良さそうです。
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