写真始めたてほやほやフォトグラファーが次に手に入れるべき機材

最近ブログの内容がマニアックになり過ぎていて、初心者の方が寄り付きにくい環境になっていました。今回は「三脚をまだ使ったことが無いよっ」ていう写真始めたてほやほやフォトグラファーのあなたにも分かりやすいように、三脚を使ってほしい理由を書きたいと思います。

ぜひクレジットカードを用意して読んでいただければ幸いです。

ブレていないこと。ピントが合っていること。それはカメラがやってくれる!

写真撮影において重要なことはたくさんありますが、もっとも重要なことはブレていないことピントが合っていることだと言われてきました。

たしかに意図しないブレやピンボケのせいで、素晴らしい被写体が台無しになってしまうことが多々あります。実際に台無しにしてみましょう。

最新のカメラに20万円を超える高級レンズを装着しても、2秒なんて露光時間は普通人間の腕では止めていられません。

しかしカメラは日々進化しています。撮影の設定をちょちょいと弄れば、簡単にこの問題は解決できます。早速撮ってみましょう。パシャリ。

はい、この通り、ブレは無くなりましたし、ピントもバッチリ合っていますね。

このように、以前はもっとも大事とされた「ブレないこと」や「ピントが合っていること」は今のカメラなら当たり前にクリアしてくれます。

最初から素敵な写真がたくさん撮るための環境が整っています。

SNSで見たあんな素敵な写真を自分も撮れるのでしょうか?想像するだけでワクワクしますね。

さらにあなたの写真のクオリティを高めるために具体的にどうすれば良いのでしょうか?

もしかしたらもっともっと値段の高いカメラやレンズを買わなければいけないのでしょうか?

あなたの作品のクオリティを高める機材。

今よりもっと良いカメラに変えたとして、大きな変化はあるでしょうか?

まずはこちらをご覧ください。

Z6Ⅱ(2450万画素)とZ7(4575万画素)で撮影したものです。レンズはどちらも同じ(MC105mm)です。一体、どちらがどちらのカメラで撮影した画像か判断できるでしょうか?

こんな圧縮された低画質な画像ではわからない?それでは一部を切り出してみましょう。

さて如何でしょうか?これだけトリミングしたのですからきっと判別できるはず…と思いきや、そうでもありませんね。

ではでは、さらにトリミングしてみましょうか。

ここまでトリミングしてようやく画素数の違いが出てきましたね。もちろんこの差に価値がない。なんて野暮なことは言いません。

しかし、

現時点でNikon Z6Ⅱは約24万円、Z7Ⅱは35万円。写真始めたてほやほやフォトグラファーであるあなたが、この画質の違いのために11万円多くお金をかけるのは非常にコストパフォーマンスが低いと思います。

そしてそれは、レンズも然りです。

写真始めたてほやほやフォトグラファーにとって、もっともっとコストパフォーマンスの高い機材があるんです!

それが三脚です。

三脚を使った時の差

まずは先ほどと同じ条件で三脚を使用せずに撮影してみましょう。

カメラの手振れ補正をONにしましたが、まず手振れを抑えようと気がそちらに散るあまり、構図が大きく変わってしまいました。そして頑張って数枚撮った中で一番マシだった写真がこれです。少しトリミングしてみましょうか。

先ほどと同じくらいトリミングしてみました。左側が手持ち撮影なのですが、よく目を凝らして見てみてください。よく見たら明らかにどこにもピントが合っていません。そう、つまりこれ手振れ写真なんです。手振れ補正機能をONにしても、こういった微妙なブレは、小さな背面モニターでは見落としてしまいますし、帰宅してブレが発覚した時は泣きたくなります。

その瞬間は一生のうち二度と訪れません。奇跡的な一瞬をブレで台無しにしてしまうのは勿体ないとは思いませんか?

 

ではここで最初の写真に戻って三脚を使って撮った写真がこちらです。

先ほどの写真と比較してみましょう。

左側が三脚を使わずにカメラの機能を使って撮った写真です。右側の三脚使用の写真と比べて、明らかに空が濁っていることが分かると思います。

もっと分かりやすく、空の部分を切り取ってみましょう。

ここまでトリミングすると画質の差は一目瞭然ですね。

そして、この問題はあなたが使っているカメラよりも十数万円も高いカメラやレンズに買い換えたとしても、これほどの改善には繋がりません。

この劇的な変化をもたらす機材は、30万円を超えるカメラではなく、20万円を超えるレンズでもなく、たった一本の三脚だけです。

※今回の検証で使用したSLIK「スプリント240」

でもお高いんでしょ?

三脚はカメラ店に行けば千円くらいの安いものから、10万円を超える超高級なものまであります。

しかし最初からそんなに高い三脚を買う必要はありません。

あなたの持っているカメラとレンズの総重量が1kg以内の軽いものなら、千円ちょっとの一番安い三脚でも構いません。それでも使うのと使わないのとでは雲泥の差が出ます。

ただし、あなたの持っているカメラとレンズの総重量が1kgを超えるようなら、カメラを固定できない可能性がありますので、ちょっと頑張って5千円くらいの三脚を選びましょう。

まずは安いもので良いので三脚を使うことで得られる感動を是非味わってください!

※あなたがお試しではなく、ちょっと真剣に写真にチャレンジしてみようと考えているなら、もう少しだけ頑張って1万円台のものからスタートした方が買い替えの手間が省けるかもしれません。

具体的に三脚があれば、どんな写真が撮れるの?

ちょっと頑張って買った三脚を使えば、どんな写真が撮れるのでしょうか?一例として私がSLIK「スプリント240」(税込1万7480円)を使用して撮影した写真をご覧ください。

まとめ

まだまだたくさん伝えたいことがありますが、それはまたの機会にいたしましょう。

今回は三脚を使うことによって、あなたの写真のレベルが確実に上がるということを書きました。

あとはあなたが一歩踏み出す(ポチる)だけです。

絹糸のように滑らかに流れる川・滝・波
美しい夜景
マクロ撮影
静と動
人が消える街並み
etc…

そんな写真が待っています。
三脚があれば撮影がもっと楽しくなるでしょう。

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!
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