前回記事でARCA-SWISSの純正クランプ「フリップロック」をカスタムしました。

当分は使い勝手や検証も含めてフリップロックと共に生きていきます。
しかしARCA-SWISSの純正クランプは2段式となっており、使い慣れた今でもたまに下の方のアリミゾにプレートを引っ掛けてしまうことがあります。
滅多に使わないなら大したことはありませんが、毎日使うと想像すると正直ストレス。
以前のようにゴムシートで段差を埋めることにしました。
しかしこのゴムシート。実はほんの少しだけ、と言っても0.7mmくらいなんですが低いのです。
それと幅調整ネジを使おうと思うと、いちいちこのゴムシートを外さないと調整できません。
どうせなら段差は無い方が良いですし、前のと同じものを作るというのも芸がありません。
しかし3.7mmなんていう都合の良いゴムシートが販売されている訳もないので、今回も自作することにしました。
使用したのはセメダインの穴うめ・成形用のエポキシパテ「HC-117」。
上手くいくか分かりませんがポチー。

※画像はアマゾンの商品ページより
あらかじめ純正クランプの型を厚紙などで取っておき、その大きさに近いサイズの板状のパテを作り、1時間ほどで半固まりになった時にカッターナイフでざっくり成形。
その後、丸一日放置し固まったパテをヤスリ掛けしたり、ピンの穴をドリルで空けた物がこちらです。
ゴムっぽい弾力性のある仕上がりですので、多少の誤差があっても容易にクランプに脱着することができます。
1日半かかってしまいましたが、段差の無いゴムシートが完成しました。
真ん中を一部切り抜いた理由は、幅調整のネジを操作できるようにした事と、ゴムシートを付けたままクランプの脱着を可能にするためです。
成形は整ったので染めQで塗装します。染めQはお値段が少し高いですが、塗装が苦手な人でも簡単に染めやすく、また薄いので今回のように0.数ミリの皮膜が仕上がりに影響するような物の塗装にお勧めです。
完成です!
これでレバーロックによる煩わさと、段差によるストレスから100%解放されました。
ゴムシートを外さなくても幅調整ネジにアクセス出来るようにしたのも便利で大成功と言えそうです。
継続使用してみて、このカスタムフリップロッククランプの使い心地を検証していこうと思います。


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