当ブログの読者さまから問い合わせがあり、ARCA-SWISS雲台のカスタムの仕様をお伝えしたところ、何とご自身でパーツを揃えて換装しちゃったという猛者から連絡がありました。
せっかくなのでそのカスタム方法を皆さまにも知っていただきたく寄稿してもらうことにしました。

T・Uさん
はじめまして、T・Uと申します。Core leveler 60のクランプ部をKirkのQRC 2.4-Rに換装にチャンレンジしました。その方法を公開します!
まずは完成した外観。
スペーサーはオリジナリティを出すために、 真鍮で作ってみました。
クランプとプレートを加えた重量は約560gです。
用意したもの・作ったもの
●換装に使用したクランプ…KirkのQRC- 2.4R。
●6mm x 1/4ネジ…ワンオフ作成
●60mm真鍮製スペーサー…ワンオフ作成(酸化や経年劣化( 変化)は少し心配)
●スペーサー加工内容… 中心に6mmのスルーホール。Core Levelerに 薄いプレートを真鍮プレートに当てて、 滑り止めピンの位置出しと穴あけ。
作業手順
❶Core leveler 60から純正クランプ取り外し。
ハンダゴテで温めてから外しましたが、 かなり簡単に外れてロックタイトのカスのようなものはほとんど見 られませんでした。
❷真鍮プレートとCore leveler 60の薄いプレートを重ねて真鍮プレートに穴あけ
❸滑り止めピンをセットして6mm x 1/4インチネジを装着
❹QRC-2.4Rをセットして最後に芋ネジで固定。
真鍮は柔らかいので、 別途ネジで固定しなくてもいい感じで固定感があると思います。 結構な力で外そうとしましたが動きませんでした。
苦労した点
今回の換装で大変だったのは、なんといっても6mm x 1/4インチネジの調達やプレートの加工でした。(実は ほとんど器用な同僚にやってもらったのですが笑)
あとは高価なものを改造するという、 失敗の許されない緊張感はもう二度と味わいたくないものです。。。笑
いろいろ手を加える予定で考えていたので、RRSのRound Lever Release Clamp TA-LBC(プレート径60mm) を装着してスタイリッシュなレバークランプタイプにしようと思い ましたが、RRSの送料の高さゆえに諦めました、、、
ハクさんの記事のネタになれば幸いです。

ハク
T・Uさま、寄稿ありがとうございました!少ない情報の中でよくここまで仕上げられたと思います。自分の手でカスタムすると愛着も湧いたのではないでしょうか?大事に使ってあげてください!
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