【2020年度版】HAKUが使っている三脚と、今気になっている三脚

質問者
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ベルボンのULTRA 555を使っているのですが、高さを微調整しにくいのと、スペック不足を感じています。そこで三脚を新調することにしました。ググっているとこちらのブログにたどり着き、色々と勉強させていただきました。そこで分かったことは一本では足りないというおそろしい事実でした(笑)。まだ自分自身でも用途などが固まったわけではないのですが、現時点でハクさんが今使われている三脚のメーカーと型番が知りたいと思いました。またお勧め三脚なども教えていただければ幸いです。お忙しいところすみませんが、どうぞよろしくお願いします。

こんな嬉しい問い合わせをいただきました。ありがとうございます!ではさっそくお答えしましょう。

持っている三脚は全部で10本

自宅と事務所両方で数えてみたらちょうど10本ありました。何年か前に手術した後に確か本数を減らすぞ!と固く誓った記憶があるのですが、どうやらその誓いはあっさり破られたようです。嘘をついてしまい誠に申し訳ございません!HAKUは嘘つき野郎だと炎上する前に謝罪しておきます。

それでは気を取り直してご紹介しましょう。

1.初心者用三脚 SLIK スプリント240

以前「脱三脚初心者!安くて使える次の一本を各メーカーに聞いてみたよ」という企画でご紹介した三脚です。今回の質問者さまにはちょっとスペック不足なので説明は省きます。

2.ミニ三脚 Really Right Stuff ウルトラポケットポッド TFA-01

自信を持って「一眼レフまで使えるミニ三脚」としてお勧めできるミニ三脚です。開脚角度も3段階可変でき、地面すれすれのグラウンドレベルであればフルサイズ一眼&大三元レンズクラスの機材でも安心して任せることができます。強く所有満足度の高いミニ三脚をお探しであれば、こちらをお勧めします。

3.悪環境用三脚 Gitzo 2型トラベラー

あらかじめ雨が降る、泥などで汚れると分かっているときに持ち出すことが多い三脚です。縮長が短く、軽く可搬性が抜群。悪天候でも比較的楽に運用できます。またGitzoはメンテナンス性が高く、浸水したときや汚れたときでも、容易に清掃できます。

2型トラベラーは古いモデルでも品質が高いので、中古もお勧めです。ただし私が使っているGT2540FTは随分前にSafariシリーズとして販売されたモデルで、一時的に販売された限定モデルだったため価格が高く、また状態の良いものが少ないため、よほど掘り出し物が出てこない限りお勧めできしません。

4.軽量・トラベル三脚 Really Right Stuff TFC-14 Mk2

トラベル三脚として愛用しています。バッグに入れるにはほんの少し縮長が長いと思うかもしれません。Gitzoの2型トラベラーやピークデザインのトラベル三脚も使いましたが、結局この子に勝てる子は出てきません。旅行に行く時はこの子に決まりです。価格が凶悪なのと、最近のReally Right Stuffの品質低下を考えると、ちょっと勧めにくいです。

tfc-14 mk2 Really Right Stuff RRS

5.仕事用三脚 Gitzo システマティック4型4段の超古いアルミ三脚

商品撮影の現場では、パーマセルテープやエレンクリップを多用します。そういったアクセサリーをすぐに使えるように、エレンクリップを脚に挟んだり、テープをベタベタ貼ったりするのですが、高い三脚だと抵抗があります。貧乏性なんです。

しかしだからと言ってスペックが低い三脚を使うわけにもいかず、これまではGitzoのGt4553Sを気を使いながら使っていました。去年仕事中に「もう気を使うのに疲れた!」となって、思い切って中古で4000円ほどの古いGitzoアルミ三脚を購入して使ってみることにしました。これが大当たり。

もともと傷だらけだったので傷を気にせずガンガンクリップを挟んだり、ベタベタテープを貼って使ってます。でもどんな古くてボロボロの子でも可愛く見えてくるので、乱暴に扱うなんて出来ず大切に使っています。

Gitzoの古いアルミ三脚は中古価格が安い割には品質は高いので、(主にスタジオ撮影の)業務で使う場合でしたらお勧めです。

6.自宅用三脚 Husky 3段分離式脚のみ

自宅で使っているのがハスキー3段の分離型です。カメラは自宅にないので滅多に出番はないのですが、無きゃ無いで不安になるので置いてあります。なぜハスキー分離型かと聞かれると非常に答えにくいのですが、すべてにおいて良くも悪くも普通だからなんだと思います。気に入っている三脚を家に置きっぱなしにするのも何ですし、かと言ってあまりにも気に入らない三脚を置いておくのも嫌…という感じです。価格はそこそこ高く、設計の古さは否めず、使いにくい点も多々ありますので、今更お勧めしにくい三脚です。

HUSKY Low Rider

7.コレクション用三脚❶ Novoflex Trio Balance

かつての日本だけで進化した全部入りガラケー。電波の悪いワンセグをわざわざ映る場所まで行って、興味のない番組を見て満足する。なんて人も多かったのではないでしょうか?

そんな全部入りガラケーのようにあらゆる三脚の機能をひとつに集約したシステム三脚がありました。それがNovoflexのTrioBalanceです。

全部入りガラケーが使いやすかったか?と言われると微妙でしたが、手に入れた時のワクワク感はたまりませんでした。そういうのが好きな方にだけお勧めしたいニッチな三脚です。

Novoflex Trio Balance

8.コレクション用三脚❷ Husky 3段雲台一体型 スタジオJinモデル

必要性は全くと言って良いほど無かったのですが、どうしても欲しくなったのが運の尽きでした。スタジオjin オリジナル KIRKモデル。

私個人的にはコレクターアイテム的な位置付けで趣味で購入した物です。価格はそこそこ高く、設計の古さは否めず、使いにくい点も多々あります。最近パン棒をウッドに変えました。コレクション用ですので、今後もどんどんカスタムしていこうと思います。Husky好きが買うという三脚であり、一般ユーザーにお勧めできるかと問われれば正直微妙です。

HUSKY専用ウッドパン棒 ショート

スタジオjin オリジナル KIRKモデル

9.メイン三脚 屋外用 Really Right Stuff TFC-24L Mk2

この一年でもっとも多く屋外に持ち出した三脚はRRSのTFC-24L Mk2でした。三脚のスペックの高さ、扱いやすさ、軽さ(1.67kg)、高さ(168cm)などが自分の撮影シーンにもっとも合っていたのだと思います。デザインも秀逸で所有満足度が高いのも使用頻度が高い理由の一つだと思います。総合バランスの高さからお勧め度が高いです。

10.動画用三脚 Really Right Stuff TVC-34L

ジッツオの4型相当のパイプ径の大型三脚で、安定性は抜群です。高さは174.6cmあり、大事な撮影の時に頼もしい三脚です。使用頻度は高くありませんが、レベリングベースを装着できるので、ジンバル雲台やビデオ雲台を使うときに使用しています。Gitzo3〜4型のシステマティック三脚のアクセサリーと互換性があります。(センターポールなど一部アクセサリーは互換性がありません)持ち歩くならば体力がある人、剛性重視の人、風の影響が強そうな場所での撮影が多い人などにお勧めです。

TVC-34L

お勧め三脚は?

持っている三脚は以上です。さてご質問の「またお勧め三脚なども教えていただければ幸いです。」とのことですが、これは1万円台の三脚から次のステップアップとしてどの三脚が良いか?という非常に答えにくい質問と良く似ています。質問者さまの使用機材や使用用途、新品にこだわりがあるのか?予算は?旅行に行くのか?高さ重さは?などなど細かいニーズがはっきり分からない以上、回答できないというのが正直なところです。

ですので今度からはもっと詳細を書いてご質問いただけると回答しやすいです。どうぞよろしくお願いします。

気になっている製品

さてご質問に対する回答は以上ですが、最近ちょっと気になっている三脚の情報をいくつかご紹介して終えたいと思います。

Manfrotto 635FASTシングルビデオ三脚カーボン「MVTSNGFC」

一箇所のロックで脚全段のコントロールが可能な画期的な三脚です。初めて動画で存在を知った時は衝撃的でした。ただビデオ三脚なので三脚ネジタイプではないことと、重さが3.3kgもあるということで断念しました。このロックシステムを搭載したスチル用の三脚を開発してほしいです。

Manfrotto 504X Fluid Video Head Tutorial

※Manfrotto Imagine More 「Manfrotto 504X Fluid Video Head Tutorial」より

 

Really Right Stuff ハンター向け三脚 (モデル名・型番不明)

アメリカのSHOTショー2020でお披露目されたハンター向けの三脚も先ほどのManfrottoのビデオ三脚に似ています。レベリングベースより上がない状態で920ドルになると予想されています。重さや高さなどの情報が一切ないので、候補には入れられませんがすごく気になっています。

※Really Right Stuffのハンター向け三脚のイメージ図

Really Right Stuff Ascend-14

一番気になっている三脚はやっぱり今年発売予定のReally Right StuffのAscend-14です。コロナの影響で伸びるかもしれませんが、ある程度出来上がっているので、伸びたとしてもそんなに遅れることはないと思います。

センターコラム内にボールヘッドを内臓しており、センターポールは脚の形状に合わせてえぐり取られた様な変わった仕様です。センターポールのロックと思われるレバーもかつて見たことがないような変わった形状です。TQC-14のセンターポールと違って、目盛りが付いていたり、分離できるような切れ込みが見えますね。クランプは通常のレバー式でパノラマ機能が搭載されています。六角レンチが搭載されているところから、おそらくこのレンチを使って、三脚の調整などができるのだと思います。

重さは約1.45kg、パイプ径は28.5mm、最大高さは151cm、折りたたんだ長さは47cmとなる予定です。予想販売価格は1,600〜1,800ドルと、トラベル三脚としてはもっとも高い三脚になりそうです。

※Really Right Stuffのカタログより

新製品ってワクワクしますね!早くコロナが落ち着いて、1日も早く販売してくれることを祈ります。

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こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!
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